中国平安保険、第1四半期は8年ぶりの大幅減益 新型コロナで

Reuters

発行済 2020年04月24日 12:29

[北京 23日 ロイター] - 中国の平安保険 (SS:601318) (HK:2318)が発表した第1・四半期決算は42.7%の減益となった。四半期ベースで約8年ぶりの大幅な減益。新型コロナウイルスの感染拡大で事業が混乱した。

第1・四半期の純利益は260億6300万元(36億8000万ドル)。前年同期は455億2000万元だった。

ロイターの算出によると、44%の減益を記録した2011年第3・四半期以降で最大の減益となった。

同社は新型コロナの感染拡大でオンライン以外の業務が打撃を受けると表明。短期的に信用リスクが高まり、投資収益の重しになるとの見通しを示した。

新型コロナ対策として導入された移動制限で、保険の販売員が顧客を訪問して契約を取ることができなくなった。

第1・四半期の総保険料収入は前年比6%減の2579億4000万元。個人顧客は1.9%増の2億0437万人だった。