独アディダス、第1四半期は93%減益 新型コロナで見通し悪化

Reuters

発行済 2020年04月27日 17:01

[ベルリン 27日 ロイター] - 独スポーツ用品大手アディダス (DE:ADSGn)が発表した第1・四半期決算は93%の減益となった。売上高も19%減少し、市場予想を下回った。

第2・四半期は40%の減収になる可能性があるとしている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖で店舗の閉鎖を迫られていることが背景。

第1・四半期の営業利益は6500万ユーロ。アナリスト予想の2億6300万ユーロを大きく下回った。

大中華圏での売れ残り在庫や、注文のキャンセル、不良債権の引き当て積み増しに関連して約2億5000万ユーロの費用を計上した。

売上高は19%減の47億5000万ユーロ。リフィニティブ・アイコンのデータによると、市場予想は48億5000万ユーロだった。

朝方のアディダス株は1.2%安。