米FRB、コロナ危機脱却に向け支援の継続必要=ダラス連銀総裁

Reuters

発行済 2020年05月02日 00:26

[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は1日、失業率が最大20%まで上昇し、年末時点では8─10%で推移する可能性があることを考慮すると、米経済が新型コロナウイルス危機を乗り越えるために、米連邦準備理事会(FRB)には引き続き支援すべきことがあるとの見解を示した。

カプラン総裁はFOXビジネスネットワークとのインタビューで、「金利は長期にわたり低水準を維持するだろう。FRBはこの期間を乗り越えるために他の措置に関してより多くのことを行わなければならない」と指摘。財政当局も一段の措置を行う必要があるとした。

その上で「年内および来年にかけて刺激策が必要になる。刺激策が講じられれば、成長を早め、失業率を低下させることが可能だ。FRBの役割は市場の適切な機能を確保しつつ、最後の貸し手になることだ」と述べた。