ロシア、コロナ抑制策3段階で緩和へ 閣僚3人目の感染確認

Reuters

発行済 2020年05月07日 04:11

[モスクワ 6日 ロイター] - ロシアが新型コロナウイルス感染拡大抑制策を3段階に分けて緩和することが6日、当局者の話で明らかになった。プーチン大統領もこの計画に支持を示している。

モスクワのソビャーニン市長は、モスクワ市内で感染者数が増加しているのは検査実施件数の増加を反映しているとし、感染を巡る状況は過去2週間で安定化したと指摘。ただ感染拡大抑制策の一部が12日以降に緩和されても、外出自粛などの措置は必要になるとの考えを示した。

プーチン大統領は政府当局者、および地方政府の長官らとのテレビ会議で、これまでに得られた進展を無駄にしないためにも、ロシアは感染拡大抑制策の緩和は急がないと表明。ただ、3段階で抑制策を緩和していく計画に支持を示した。

消費者権利保護・福祉監督庁のポポワ長官によると、第1段階では散歩や運動のための外出が許可され、第2段階では教育機関が再開されるほか、一部のサービス部門が営業を再開する。第3段階では公園や娯楽施設が再開される。