フォード、米2工場の稼働停止 新型コロナの影響で

Reuters

発行済 2020年05月21日 08:26

更新済 2020年05月21日 08:36

[デトロイト 20日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター (N:F)は20日、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)による影響で、米国内の2工場の稼働を停止した。

同社の広報担当者によると、閉鎖されたのはミシガン州のディアボーン工場とシカゴの組立工場。閉鎖の理由は前者が従業員1人の新型コロナ感染、後者は部品が不足したためという。

フォードは、どのサプライヤーからの供給に支障が出ているかには言及しなかった。ただ、関係筋がロイターに語ったところによると、自動車部品メーカーのリア (N:LEA)はインディアナ州ハモンドの工場を閉鎖している。リアは、感染者が出たため同工場を閉鎖したことを電子メールで確認した。

フォードがシカゴの工場を閉鎖するのは2日連続。19日には異なるシフトに入っていた従業員2人の感染が判明し、2度にわたり閉鎖を余儀なくされた。広報担当者によると、ディアボーン工場とシカゴ工場は20日中に生産を再開する見通し。

両工場で出た感染者は、いずれも職場以外で新型ウイルスに感染したという。