新型コロナ、ブラジル・メキシコなどで依然猛威=WHO

Reuters

発行済 2020年06月13日 03:28

更新済 2020年06月13日 05:36

[ジュネーブ/チューリヒ 12日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は12日、新型コロナウイルス感染症がブラジルやメキシコなどを中心に依然猛威を振るっていると警鐘を鳴らした。また、各地で感染拡大抑制策が解除されるに従い、感染が再び広まる恐れがあると警告した。

WHOで緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏はブラジルの状況について、人口密度の高い都市部での感染拡大に懸念を表明した。

ロイターの集計によると、ブラジルの新型コロナ感染者数は累計80万人を突破し、米国に次いで世界で2番目に多い。死者数も4万1000人に達した。

WHOによると、メキシコの感染者数は約13万人、死者は1万5000人超。

ライアン氏は「特に南半球で新型ウイルスのパンデミック(世界的大流行)はまだ勢いを保っている」と指摘した。