豪雇用、新型コロナの打撃から徐々に回復=統計局

Reuters

発行済 2020年06月30日 12:17

更新済 2020年06月30日 15:18

[シドニー 30日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が30日に公表したデータで、国内の雇用が新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)を受けた打撃から徐々に回復していることが分かった。当初失われた雇用の約30%が戻っているという。

統計局によると、就業者数は5月半ばから6月半ばにかけて1.0%増加した。ただ、封鎖前の3月半ばと比べると、依然6.4%減少している。

統計局の労働統計責任者ビョーン・ジャービス氏は「4月半ばから6月半ばにかけての就業者数の回復は、当初失われた職の約30%に相当する」と指摘した。

また「5月半ばから6月半ばにかけて、封鎖措置の緩和により20代以下の就業者数が4.1%と比較的速いペースで増加した」と述べた。