英GSK、コロナワクチン開発でメディカゴと提携 田辺三菱傘下

Reuters

発行済 2020年07月07日 22:50

更新済 2020年07月08日 02:27

[7日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK) (L:GSK)は7日、新型コロナウイルスワクチンの開発でカナダのバイオ医薬品開発会社のメディカゴと提携したと発表した。

メディカゴはケベック市に本社を置く未上場企業で、米たばこ大手フィリップ・モリス (N:PM)が33%株式、田辺三菱製薬が残りの株式を保有している。

GSKはメディカゴとの提携の下、治験を7月半ばに開始。2021年上半期にワクチンを提供できるようにし、同年末までには約1億回分の製造を可能にしたい考え。

GSKはコロナワクチン開発競争には直接参加せず、仏製薬大手サノフィ (PA:SAY)を含む少なくとも7社の製薬会社と提携することでワクチン開発に参加。ワクチンと共に投与して効果を高める物質「アジュバント」に関連する技術で貢献する戦略を取っている。