米航空大手5社、250億ドル規模の政府融資へ趣意書に署名

Reuters

発行済 2020年07月08日 01:45

更新済 2020年07月08日 08:09

[シカゴ 7日 ロイター] - 米ユナイテッド航空 (O:UAL)など航空大手5社は7日、新型コロナウイルス流行の打撃を受けている同業界向けの250億ドル規模の政府融資プログラムに関する趣意書に署名した。

米財務省によると、その他、アラスカ航空、デルタ航空 (N:DAL)、ジェットブルー航空 (O:JBLU)、サウスウエスト航空 (N:LUV)が署名した。

ムニューシン財務長官は声明で「合意の取りまとめに向けて航空各社と取り組んでいく」と述べた。各社が政府融資を受けるかどうかの決定は9月末が期限となっている。

先週には最大手アメリカン航空グループ (O:AAL)を含む5社が融資条件を巡り合意。アメリカン航空は、第3・四半期に47億5000万ドルの融資を確保する見通しとしている。

米航空各社は既に、9月末まで雇用維持への補助金を受け取っている。

ユナイテッド航空は7日、従業員に対し、新型コロナ流行で予約が激減しており、旅行需要と雇用も厳しい状況にあると説明。従業員は、早ければ週内に10月1日からの一時帰休に関する通知を受け取る見通しという。