英アストラゼネカのコロナワクチン、初期治験で免疫効果確認

Reuters

発行済 2020年07月21日 01:51

[ロンドン 20日 ロイター] - 英医学誌ランセットは20日、英製薬大手アストラゼネカ (L:AZN)と英オックスフォード大学が共同開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期臨床試験(治験)結果を公表し、安全性と免疫効果が確認されたと発表した。

同ワクチン候補「AZD1222」について、世界保健機関(WHO)の科学者が最有力候補と期待している。

治験結果によると、深刻な副作用は確認されなかったほか、抗体とT細胞による免疫反応を誘発。また、2回の投与を受けた被験者の反応が最も強かったという。

同ワクチンの開発に資金を拠出する英政府のジョンソン首相は、この治験結果を「非常に前向きなニュースだ」と評価した。