中国シノファーム、コロナワクチン試験が年内完了も=報道

Reuters

発行済 2020年07月23日 17:09

[北京 23日 ロイター] - 中国国営メディアは23日、中国医薬集団(シノファーム)が開発する新型コロナウイルスのワクチン候補について、今年末までに一般利用に向けた準備が整う可能性があると報じた。これまで利用可能になるのは2021年とみられていた。

シノファームのLiu Jingzhen会長は、国営テレビの中国中央電視台(CCTV)に対し、後期の臨床試験を約3カ月以内に完了する見通しだと述べた。

2つの新型コロナワクチン開発プロジェクトを手掛ける同社傘下の中国生物技術(CNBG)は6月、被験者の不足で大規模な臨床試験の実施が遅れているため、少なくとも2021年までは販売の準備が整わない可能性があるとしていた。