ユーロ圏、コロナの危険性去っていない=パネッタECB専務理事

Reuters

発行済 2020年07月27日 15:03

更新済 2020年07月27日 17:09

[ベルリン 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は、新型コロナウイルスの危険性はユーロ圏から去っていないとの見方を示した。ECBの債券買い入れプログラムを修正する必要はないとも述べた。

伊紙ラリパブリカのインタビューをECBが公表した。

パネッタ氏は「(コロナ危機で)勝利宣言をするのはまだ早い」と述べ、第2・四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)は第1・四半期よりも落ち込みが大きくなるとの見方を示した。

鉱工業生産と小売売上高の改善を示す最近のデータに言及する一方で「満足する十分な理由にはならない」と指摘した。