米ファイザーと独ビオンテック、コロナワクチンの大規模治験開始

Reuters

発行済 2020年07月28日 08:47

[27日 ロイター] - 米製薬大手ファイザー (N:PFE)と独バイオ医薬のビオンテック (O:BNTX)は27日、共同開発中の最も有望な新型コロナウイルスワクチン候補について世界各地で大規模な臨床試験(治験)を開始すると発表した。

治験で有効性が確認されれば、両社は早ければ10月に規制当局への申請を行う可能性があり、年内に最大1億本、2021年末までに13億本を供給するのに道が開かれるとみられる。

両社のワクチンは免疫反応を引き起こすために1人に対し2回の接種を行うため、1億本のワクチンを受けられる人数は約5000万人となる。

治験は世界の約120カ所で最大3万人を対象に実施するとみられる。新型コロナ感染が深刻な地域が含まれる。

最も有望なワクチンは「BNT162b2」と呼ばれ、その他のワクチン候補は初期の治験で除外された。