仏ケリング四半期売上高44%減、見通し示さず コロナ禍で視界不良

Reuters

発行済 2020年07月29日 02:57

[パリ/ミラノ 28日 ロイター] - 高級ブランド「グッチ」などを展開する仏ケリング (PA:PRTP)が28日発表した第2・四半期の既存店売上高は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が響き、43.7%減少した。

アジアでの業績は回復軌道にあるものの、今後の売上高や利益率のトレンドを巡る視界は不良とし、下期の業績見通しは示さなかった。

UBSによる売上高予想は46%減だった。

ブランド別ではグッチの売上高(為替や企業買収などの影響を除く比較可能ベース)が45%減、イブ・サンローランが48%減、ボッテガ・ヴェネタが24.4%減だった。

コロナ禍の影響で中国や欧州、米国での店舗が休業となる半面、オンライン売上高は堅調で、売上高全体に占める割合は18%と、年初の10%弱から拡大した。