ESMのコロナ対策融資金利がマイナス圏、返済が借入下回る公算

Reuters

発行済 2020年07月30日 02:52

[ブリュッセル 29日 ロイター] - ユーロ加盟国が新型コロナウイルス感染拡大への対応で欧州安定メカニズム(ESM)から借り入れを行う場合、現時点で金利がマイナス圏にあるため、返済額が借入額を下回ることが分かった。

ユーロ加盟国は5月、新型ウイルス感染拡大を受け、医療保健制度の支援のほか、感染予防や治療などのために、ユーロ圏の救済基金であるESMから2400億ユーロの融資を実施することで合意した。