米政権、コロナ追加対策法案の週内合意目指す 「昼夜」作業へ

Reuters

発行済 2020年08月05日 07:26

更新済 2020年08月05日 10:27

[ワシントン 4日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は4日、新型コロナウイルスの追加景気対策法案について、今週末までに全般的な合意を目指す考えを示した。

同長官は、民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務との協議後記者団に対して、焦点となっている失業給付加算措置の延長などで進展があったと説明。週内の合意を目指して「昼夜」作業を行うとし、暫定合意がまとまれば「(議会で)来週法案を可決することが可能になる」と述べた。

ただ、民主党が要求している3兆4000億ドルには「全く近付いていない」と指摘。詳細には踏み込まなかった。

シューマー院内総務も「米国が必要としている大胆かつ強力な法案が可能だと思う」と述べ、これまでで最も楽観的な見方を示した。

両者は5日に2回の交渉会合を予定している。