米、コロナワクチン供給でモデルナと合意 15億ドルで1億回分

Reuters

発行済 2020年08月12日 07:24

更新済 2020年08月12日 09:36

[11日 ロイター] - 米政府は、バイオ医薬大手の米モデルナ (O:MRNA)が開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、約15億ドルで1億回分の供給を受けることで同社と合意した。ホワイトハウスとモデルナが11日に発表した。

米政府は、国内で年末までにコロナワクチン提供を目指す「ワープ・スピード作戦」の下、過去数週間に複数企業のワクチン候補について数億回分の供給で合意している。

モデルナのワクチン価格は、2回投与方式で1人当たり約30.50ドルの計算となる。

英アストラゼネカ (L:AZN)は米政府から研究・開発資金の支援を事前に受ける代わりに比較的低い価格を提示しているが、その他製薬会社と米政府の合意はいずれも、2回投与方式で1人当たり20─42ドルの価格設定となっている。

モデルナのワクチン候補は後期段階の臨床試験(治験)に入っており、同社は9月にも完了するとの見通しを示している。