米国事業大きい保険5社、第2四半期のコロナ関連コストは25億ドル

Reuters

発行済 2020年08月12日 13:04

[11日 ロイター] - 大規模な米国事業を抱える保険会社5社では、新型コロナウイルス流行に伴う第2・四半期のコストが25億ドルとなった。アナリストらによると、懸念されていた水準を大幅に下回っており、業界は資本に手を付けることなくコストを吸収している。

アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) (N:AIG)とチャブ (BN:CB)は、新型コロナに関連した請求への支払いが財務への打撃の大半を占めたと説明。多くは損害保険契約だという。

トラベラーズ・カンパニーズ (N:TRV)、メットライフ (N:MET)、プルデンシャル・ファイナンシャル (N:PRU)のその他3社は、第1・四半期の市場低迷に伴いプライベート・エクイティ投資で損失を出した。これは決算への影響が表れるのに3カ月のタイムラグが生じるためだ。市場はその後回復しているため、これらの損失は取り戻せる見込みだ。