中国シノバックのコロナワクチン、ブラジル臨床試験で好結果

Reuters

発行済 2020年09月10日 15:35

[サンパウロ 9日 ロイター] - ブラジル・サンパウロ州のドリア知事は9日、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック) (O:SVA)が開発した新型コロナウイルス用ワクチンの第3相臨床試験で有望な結果が示されたと明らかにした。早ければ12月にもブラジル国民が接種できるようになるかもしれないと述べた。

ドリア氏によると、同ワクチンの第2相臨床試験では高齢者の98%で免疫反応が示された。

ブラジルで同ワクチンの臨床試験に参加しているのは約9000人。臨床試験はサンパウロ市のほか、首都ブラジリアなど11カ所で行われている。