[ロンドン 30日 ロイター] - オックスフォード大学は30日、関節リウマチなどの治療薬として世界最大の市場を持つ米バイオ医薬品大手アッヴィ (N:ABBV)の主力薬「ヒュミラ」(一般名アダリムマブ)の新型コロナウイルス感染症に対する有効性を研究すると発表した。
ヒュミラは、抗TNF薬として知られる抗炎症剤の一種。オックスフォード大学の声明によると、最近の研究では炎症性大腸炎や炎症性関節炎などで抗TNF薬を服用している新型コロナ感染症患者は、入院する可能性が低いことが示されているという。
今回の研究は介護施設などでの治療を目的としており、英国全土の介護施設から最大750人の患者が登録される予定。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200930T164517+0000