国連事務総長、新型コロナワクチン開発への資金援助を呼びかけ

Reuters

発行済 2020年10月01日 13:34

[ニューヨーク/ジュネーブ 30日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は30日、加盟国に対し、今こそ新型コロナウイルスワクチン開発に向けた国際的な取り組みに対する資金援助を始める時だ、と述べた。

世界保健機関(WHO)とワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)が立ち上げた国際協働の仕組み「Access to COVID-19 Tools Accelerator」(ACTアクセラレーター)とワクチン配分計画「COVAX」は、これまでに30億ドルの資金を調達したが、さらに350億ドルの資金が必要としている。

これらの取り組みは、2021年末までに20億本のワクチンを分配することや、2億4500万服の治療薬および5億個の検査器具の調達を目標に掲げている。