武田薬品主導の企業連合、血液由来のコロナ治療薬の生産に着手

Reuters

発行済 2020年10月13日 08:29

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 武田薬品工業 (T:4502)のクリストフ・ウェバー最高経営責任者(CEO)は12日、同社などが開発中の新型コロナウイルス感染症の血漿(けっしょう)療法について、後期臨床試験と並行して生産を開始したと明らかにした。

同社が率いる企業連合は、コロナ感染症から回復した患者の血液成分を使う血液製剤の一種、高免疫グロブリン血漿分画製剤「CoVIg-19」を開発しており、これまで何カ月も遅延していた最終段階の治験で9日に初の被験者を登録した。米国とメキシコを含む18カ国で500人程度の参加を募り、年内に結果を出したい考え。

ウェバー氏はインタビューで「効果がある可能性は非常に高い」と指摘し、同治療薬の生産に向け、回復した患者に血漿の提供を求める取り組みを加速したと説明した。

同連合は米製薬大手のCSLベーリング、独バイオテスト (DE:BIOG)などが含まれる。高免疫グロブリン療法は抗体の投与量が標準化されており、投与対象を血液型が同一の患者に限定する必要がないのが特徴。