[13日 ロイター] - 米厚生省は13日、米ダナハー (N:DHR)の生命科学部門サイティバと、新型コロナウイルスワクチン製造に必要な器具などの生産拡大を支援することで合意したと発表した。
サイティバは政府から約3100万ドルの支援を受け、細胞培養用の消耗品や細胞や抗体を培養するのに使うバイオリアクター(生物反応器)などの器具を増産する。マサチューセッツ、ユタ両州の施設で生産能力を引き上げる見通し。
厚生省によると、政府はこれまでに新型コロナのワクチンと治療薬の製造に必要な器具の購入や生産能力の引き上げに向け、11億ドル以上の支援に合意している。
アザー厚生長官は「生産能力を今拡大することは、これらの製品の可能な限り早い提供につながるだけでなく、製造業の国内回帰によって経済を押し上げ、将来の危機に備えられる」と強調した。