サウジ、原油市場支援にコミット コロナ再拡大で需要抑制

Reuters

発行済 2020年10月20日 01:43

更新済 2020年10月20日 03:36

[ロンドン/モスクワ/ドバイ 19日 ロイター] - サウジアラビアは19日、石油輸出国機構(OPEC)はボラティリティーが高まっている原油市場の支援にコミットしていると表明した。

ロシア大統領府のペスコフ報道官によると、プーチン大統領は先週、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と2回の電話会談を実施。報道官は、新型コロナウイルス感染拡大で原油需要が抑制される中、ロシアとサウジの協議が必要になっていたとしている。

この日は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の合同閣僚監視委員会(JMMC)が会合を開催。複数の関係筋によると、この日の会合で来年の方針変更について正式な提案は出なかった。