WHO、コロナ抗体薬に注力 富士フ子会社工場に生産能力確保

Reuters

発行済 2020年11月06日 02:15

更新済 2020年11月06日 02:36

[ブリュッセル 5日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの薬剤供給に向け、国際協力体制を通じたモノクローナル抗体薬の買い取りを目指しており、富士フイルム (T:4901)の子会社、フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)のデンマーク工場に生産能力を確保したことが、内部資料で分かった。

最低400万人分の抗体薬を生産するために3億2000万ドル相当を支出する計画という。

WHOと連携するユニットエイドの報道官は、モノクローナル抗体薬確保に向け3億2000万ドルの調達と支出を目指していると認めたが、契約内容についてはコメントできないとした。