イタリア、コロナ抑制策強化 独ロでも感染拡大

Reuters

発行済 2020年11月14日 05:19

[ローマ/ベルリン/モスクワ 13日 ロイター] - 欧州で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない中、13日はイタリアが新たに2州で行動制限の強化を決定した。ドイツでは当局者が部分的なロックダウン(都市封鎖)が11月末に解除される可能性を否定したほか、ロシアでも1日の新規感染件数が過去最悪に達するなど、事態は悪化している。

イタリア政府は感染の度合いに応じて全国を「レッド」「オレンジ」「イエロー」の3つの区分に分けて対応しているが、これまでにロンバルディア州、ピエモンテ州、ヴァッレ・ダオスタ州、カラブリア州を含む5州をリスクの高いレッドに指定。15日付でトスカーナ州とカンパーニャ州も同区分けに指定する。

レッド指定地域では、通勤や緊急目的以外の外出が禁止され、バーやレストランや小売店などの営業が停止される。

政府は現時点で9地域をオレンジ、5地域をイエローに指定。イタリアの過去24時間の新規感染者数は4万0902人と、過去最悪となった。累計では110万7000人と、過去約1カ月間で3倍に増加した。