株買いと金売りが加速、コロナワクチン期待で=BofA

Reuters

発行済 2020年11月20日 18:52

[ロンドン 20日 ロイター] - BofAは20日、調査会社EPFRのデータを基に、投資家が直近1週間(11月18日までの週)に270億ドルを株式ファンドに振り向けたと指摘した。新型コロナウイルスワクチンへの期待を背景にこれまで売られていた銀行や旅行・娯楽関連、原油株が買われている。

BofAによると、直近2週間に世界の株式市場に714億ドルが流入し、過去最高を記録。特に米国や新興国市場への流入が目立ったという。

ハイテク株から資金を引き揚げる動きもみられず、直近週に24億ドル流入した。BofAはこうした動きから「バリュー株に回帰しつつも、ハイテク株は売らない」姿勢が見て取れるという。

バリュー株は、米製薬大手ファイザー (N:PFE)が開発中のワクチンが臨床試験で好結果が得られたと発表して以降、急騰した。

BofAは2021年が「ワクチンの年」になると予想。バリュー株が成長株を、高利回り債が投資適格債を、新興国株がS&P500を、小型株が大型株を、それぞれアウトパフォームするとの見方を示した。

リスク選好の動きで、金からは過去最大となる40億ドル流出した。金は今年、2010年以来の好調なパフォーマンスを示した。

BofAは顧客に対し、「ワクチン関連のニュースが出れば売り」を推奨している。楽観的な見方は実際にワクチンが出回る前に頂点に達するため、クレジット市場や株式市場は今後数カ月以内にピークを付けるという。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201120T095055+0000

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存