ロシアのコロナワクチンは20ドル以下、欧米製より安価

Reuters

発行済 2020年11月25日 01:07

[モスクワ 24日 ロイター] - ロシアの国立ガマレヤ研究所が開発している新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の接種費用が1人当たり20ドルを下回ることが、開発関係者の話で24日分かった。

スプートニクVは2回の接種が必要で、同ワクチンの公式ツイッターアカウントによると、1回の接種費用は10ドルを下回る。

これまでに有効な結果が示されたワクチンの1回当たりの費用は、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発するものが15.5ユーロ、英アストラゼネカが英オックスフォード大学と共同開発するものが約2.5ユーロ。

ロシア直接投資基金(RDIR)のキリル・ドミトリエフ総裁は記者会見で「第3相臨床試験(治験)で90%を超える有効率が確認されたワクチンの中で、スプートニクVが最も安価に接種できる」と述べた。