ファイザー製ワクチン情報ハッキング、欧州当局にサイバー攻撃

Reuters

発行済 2020年12月10日 00:34

更新済 2020年12月10日 08:36

[ロンドン 9日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は9日、同機関がサイバー攻撃の標的になったとした上で、法執行機関の協力を得ながら調査を行っていると明らかにした。サイバー攻撃を行った犯人や攻撃の時期などは分かっていない。

こうした中、米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは、EMAへのサイバー攻撃により、新型コロナウイルスワクチンの開発に関する資料が「不正にアクセス」されたと発表。被験者の個人情報などは漏えいしておらず、承認審査手続きへの影響はないとした。

両社は今月に入り、コロナワクチンの条件付き緊急使用許可をEMAに申請していた。