米FDA、コロナワクチンの接種回数や間隔の変更は「時期尚早」

Reuters

発行済 2021年01月05日 12:54

[4日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は4日、新型コロナウイルスワクチンの接種回数や投与間隔を変更する議論があることについて、変更は時期尚早で既存のデータに裏付けられていないとして規定通りに接種を行うべきとの見解を示した。

FDAは、ワクチン普及を図るために1人当たりの接種回数を減らす、投与間隔を長くする、投与量を半分に減らす、2回目に異なるワクチンの接種を認めるといった議論や報道があることに注目してきたとし、検討に値するとの認識を表明。

ただ、「現時点でFDAが認定した投与量や投与日程の変更を提案するのは時期尚早で、十分な科学的根拠が存在しない」と指摘。適切なデータの裏付けがなければ、「公衆衛生をリスクにさらす」恐れが大きいと警告した。