世界のコロナ死者200万人突破、増加ペース加速

Reuters

発行済 2021年01月16日 05:09

[15日 ロイター] - ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染症による死者が15日、200万人を突破した。

死者は約9カ月で100万人となった後、わずか3カ月で200万に達しており、死者の増加ぺース加速を示唆した。

年初以降、1日当たりの死者は平均1万1900人強で、8秒に1人が亡くなっていることになる。

国連のグテレス事務総長は「世界は痛ましい節目を迎えた」と述べ、新型コロナワクチン接種の幅広い展開に向けた世界的協調の深化や資金提供を呼び掛けた。

米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)によると、新型コロナによる世界の死者は4月1日までに290万人に迫る可能性がある。

世界保健機関(WHO)も、感染力が強いとされる変異種の感染拡大を踏まえ、状況が今後一層悪化する恐れがあると警鐘を鳴らす。