世界の新型コロナ感染者、1億人突破 人口の約1.3%=ロイター集計

Reuters

発行済 2021年01月27日 13:03

更新済 2021年01月27日 14:09

[26日 ロイター] - ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者数が累計1億人を突破した。死者は210万人超。各国は変異ウイルスへの対策やワクチン供給不足への対応に追われている。

世界の人口の1.3%近くがこれまでに感染したことになる。また年明け以降、平均7.7秒ごとに1人が感染した計算になる。今年に入って1日当たりの新規感染者数は約66万8250人となっている。死亡率は世界全体で2.15%。

ロイターの分析によると、感染状況が最も深刻な米国、インド、ブラジル、ロシア、英国が世界の感染者数の半分以上を占めている。これら5カ国が世界の人口に占める比率は28%。

世界の感染者数が5000万人に達するまでに11カ月かかったのに対し、そこからわずか3カ月で1億人に倍増した。

約56カ国がこれまでにワクチン接種を開始しており、少なくとも6400万回分が接種された。イスラエルは人口の29%に対し少なくとも1回の接種を終えており、対人口比で世界最速のペースで接種を進めている。

感染者数を国別で見ると、米国が2500万人超と、世界全体の25%を占める。人口は世界の4%に当たる。1日当たりの死者数でも米国が5人に1人を占め、世界最多となっている。

欧州は地域全体で、約4日ごとに100万人の新規感染を報告している。累計感染者数は3000万人近くに上る。英国では26日、死者が10万人を突破した。