英製造業PMI、1月は54.1に低下 コロナ禍とブレグジットで

Reuters

発行済 2021年02月01日 20:16

[ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した1月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は3カ月ぶりの低水準となった。新型コロナウイルス禍と欧州連合(EU)からの正式離脱が新規輸出受注を圧迫し、サプライチェーンの混乱やインフレ圧力が高まる兆候も示した。

1月のPMI改定値は54.1。速報値の52.9からは上方修正された。昨年12月は、移行期間終了を前に生産活動が活発化し3年ぶりの高水準となる57.5だった。

1月調査では、小規模製造業が特に打撃を受けていることが明らかになった。

IHSマークイットのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「多くの国では、コロナ禍でサービス業が打撃を受け、製造業が成長を支えているが、英国の製造業は停滞に近い状態になった」と述べた。