失業率の改善スピードで成果判断、コロナ経済対策巡り米財務長官

Reuters

発行済 2021年02月23日 01:32

[ワシントン 22日 ロイター] - イエレン米財務長官は22日、バイデン政権が成立を目指す追加経済対策について、失業率がどの程度速やかに新型コロナウイルス禍前の水準に改善するかで成果を判断すると表明した。

米国の失業率は足元6.3%で、コロナ前の3.5%を大幅に超えている。イエレン氏はコロナ禍で400万人もの人々が育児のために労働力から抜け落ちているため、実質的な失業率は10%近くに悪化しているとした上で、「私にとっての成功とは、失業率をコロナ前の水準に戻し、特にサービス業で再就職を実現することだ」と語った。