イタリア、復活祭に全国ロックダウン実施 コロナ変異株を警戒

Reuters

発行済 2021年03月13日 01:13

[ローマ 12日 ロイター] - イタリア政府は12日、新型コロナウイルス変異株の感染が拡大する中、4月初旬のキリスト教のイースター(復活祭)の週末の間、全国的なロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表した。

イースターにかけてロックダウンが実施されるのは、昨年に続き2回目。4月3日から5日にかけて、全国的に生活必需品以外を扱う小売店の営業が停止されるほか、仕事や通院のほか、緊急事態以外での外出が制限される。

ただ、経済都市ミラノがあるロンバルディア州は、新規感染がこのところ急増し、入院患者数が増えていることから、3月15日からロックダウンが開始される見通し。同州のフォンタナ知事は「市民に要求せざるを得ない犠牲としては、これが最後になることを願っている」と述べた。