米経常赤字、20年は12年ぶり高水準 新型コロナ流行響く

Reuters

発行済 2021年03月24日 00:50

[ワシントン 23日 ロイター] - 米商務省が23日発表した2020年の経常収支は、赤字が34.8%増の6472億ドルと、2008年以来、12年ぶりの高水準に達した。新型コロナウイルス感染拡大でモノと移動とサービスの提供が著しく阻害されたことが響いた。

20年の経常赤字の対国内総生産(GDP)比率は3.1%と、19年の2.2%から上昇し、08年以来の高水準となった。

モノとサービスの輸出、および海外からの所得は3兆2300億ドルと、5783億ドル減少。モノとサービスの輸入、および海外への支払いは3兆8700億ドルと、4113億ドル減少した。

20年の貿易赤字は6817億ドルと、前年の5769億ドルから増加した。