中国・南京でコロナワクチン併用試験、カンシノと智飛竜科馬が開発

Reuters

発行済 2021年04月19日 12:43

[北京 19日 ロイター] - 中国江蘇省の南京市で、国内企業のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)と重慶智飛生物製品傘下の安徽智飛竜科馬生物製薬がそれぞれ開発した新型コロナウイルスワクチンの併用試験が行われている。米国立衛生研究所(NHI)傘下部門が運営する治験登録サイトClinicalTrials.govで分かった。

中国疾病予防コントロールセンター(CDC)のトップは今月、新型コロナワクチンの有効性を高めるために種類の違うワクチンの併用を本格的に検討していると明らかにしていた。

ClinicalTrials.govによると、南京でのワクチン併用治験には120人が参加。まず、カンシノのコロナワクチン「Ad5-nCoV」を投与し、安全性と免疫反応を調べた後、28日あるいは56日後に安徽智飛竜科馬のワクチン「ZF2001」を投与する。