原油先物は続落、インドのコロナ感染拡大で燃料需要減少

Reuters

発行済 2021年04月21日 12:46

[メルボルン 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続落。世界で3番目の石油輸入国であるインドで新型コロナウイルスの感染が急拡大し、燃料需要が減少するとの懸念が強まっている。

0157GMT(日本時間午前10時57分)時点で北海ブレント先物6月限は0.52ドル安(0.8%)安の1バレル=66.05ドル。

米WTI先物6月限は0.56ドル(0.9%)安の1ドル=62.11バレル。20日に期日を迎えた5月限は1.5%安の62.44ドル。

ナショナル・オーストラリア銀行の商品調査部門トップ、ラクラン・ショー氏は「(インドの)精製業者はロックダウン(都市封鎖)により需要が低下したため操業を縮小している。これが明らかに市場の地合いを悪化させている」と指摘した。