前場の日経平均は反落、米株安・新型コロナへの警戒が重し

Reuters

発行済 2021年04月23日 12:34

[東京 23日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比204円86銭安の2万8983円31銭となり、反落した。米株安の流れで安く始まった後、じりじりと持ち直したが、国内での新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感は根強く、2万9000円付近で戻りは一服した。

企業決算シーズンに入ったが、市場では、決算時のガイダンスの前提となる日本・世界経済をどう見積もるか難しくなってきているとし「コロナ禍がガイダンスにどう影響するか、懸念材料になってきた。短期的に揺れ動く部分は残る」(野村証券の神谷和男投資情報部投資情報二課・課長代理)との声が聞かれた。