米国の新型コロナ感染拡大、峠を越しつつある=コロナ対策調整官

Reuters

発行済 2021年05月10日 07:07

[ワシントン 9日 ロイター] - 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官、ジェフ・ザイエンツ氏は9日、新型コロナ流行は米国で収束に近付いており、保健当局は米国人のコロナワクチン接種拡大という次の課題に焦点を当てていると述べた。

CNNの番組で「われわれは峠を越しつつある」と語った。

同氏によると、米国人の成人の約58%は最低1回のワクチン接種を受けた。引き続きワクチンへの信頼を高め、変異株を含めた新型コロナの感染拡大を抑えられる水準までワクチンを行き渡らせることが現在の課題だと述べた。

バイデン大統領は、7月4日の独立記念日までに国内成人の7割に最低1回の新型コロナウイルスワクチン接種を行うという目標を掲げている。

ザイエンツ氏は、この目標が達成できれば、感染者数を持続的に低水準にとどめられるようになる可能性があるとした。