ベルギー、コロナ対策行動制限を大幅緩和へ 外食や映画館など

Reuters

発行済 2021年05月12日 10:24

[ブリュッセル 11日 ロイター] - ベルギー政府は11日、新型コロナウイルスワクチン接種が引き続き進展し、集中治療室(ICU)に入院する患者数が500人未満で推移することを条件に、6月9日にコロナ対策のロックダウン(都市封鎖)措置を大幅に緩和する方針を発表した。

首都ブリュッセルに欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部があるベルギーは、人口当たりの新型コロナによる死者数が世界で最も多い国の一つだが、他のEU加盟国に比べてワクチン接種が効率よく進められている。

デクロー首相は記者会見で「より多くの人が接種すれば、より早期に自由を取り戻せる」と強調した。

既往症のある人の8割がワクチンを接種し、ICU患者が500人未満ならば全業種の活動が再開できるとした。9月1日の全制限解除を目指すとし、国民にワクチン接種を呼び掛けた。