半導体不足、今年のパソコン出荷に影響=米デルとHP

Reuters

発行済 2021年05月28日 07:59

更新済 2021年05月28日 09:45

[27日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズと米HPが27日にそれぞれ発表した四半期決算は、新型コロナ下のパソコン需要増加を背景に売上高が市場予想を上回った。ただ、パソコン向け半導体不足が出荷に影響するとの見方を示したことから、株価はともに下落した。

デルの株価は1%安を付け、HP株も一時6%下落した。

デルのトーマス・スイート最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会議で「部品の供給状況は引き続き制約されている」と述べ、半導体調達コストの上昇により、今四半期の営業利益に1桁台前半から半ば程度の打撃が及び、前四半期から若干の減収になるとの見通しを示した。

HPも半導体不足により少なくとも年末までパソコンやプリンターの出荷に影響が出ると説明した。