カナダ、帰国者の自主隔離緩和へ ワクチン接種済み対象

Reuters

発行済 2021年06月10日 11:49

[オタワ 9日 ロイター] - カナダ政府は9日、新型コロナウイルスワクチンを接種済みの自国市民を対象に、7月上旬にも帰国後の14日間の自主隔離要件を緩和する方針を発表した。

カナダは昨年3月以来、必要不可欠な渡航のみを認めており、入国者に14日間の自主隔離を義務付けている。航空便で入国した場合は、新型コロナ検査で陰性が判明するまで政府指定の宿泊施設での滞在も義務付けている。

ハイデュ保健相は記者団に対し「第一段階は、現在カナダへの入国許可を持ち、かつワクチン接種を完全に済ませた人が、政府指定の宿泊施設に滞在せず入国できるようにすることだ」と述べた。