イスラエル、韓国とファイザー製コロナワクチン交換で合意

Reuters

発行済 2021年07月06日 10:57

更新済 2021年07月06日 17:00

[ソウル 6日 ロイター] - イスラエルは、有効期限が迫っている米ファイザー・独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチン、約70万回分を韓国に近く供給する代わりに、韓国が注文した同数のワクチンを9月と10月に受け取ることで合意した。

韓国へのワクチン出荷は今月中に開始される。

韓国は確保済みのワクチンを迅速に配布したが、特にアジアで供給が逼迫する中、適切なタイミングでのワクチン確保が難しくなっていた。

イスラエルのベネット首相は6日、「ウィンウィンの取引だ。協力して感染拡大に歯止めをかける」との声明を発表。

韓国疾病予防管理庁(KDCA)の代表も、今回の取引により、ワクチン接種を加速できると発言。ワクチンの接種対象は地方自治体が決めるが、街路清掃員、配達員、販売店の従業員など、人との接触が多い業界で働く人が対象になる可能性がある。