台湾、リトアニアに代表機関開設へ 中国は反発

Reuters

発行済 2021年07月20日 13:15

更新済 2021年07月20日 17:37

[北京/台北 20日 ロイター] - 台湾は20日、欧州のリトアニアに事実上の大使館となる代表機関を開設すると発表した。台湾を自国の領土の一部と主張する中国の反発は必至だ。

リトアニア政府は3月、台湾に通商代表事務所を開設すると発表。6月には台湾に対して新型コロナウイルスワクチン2万回分を提供すると表明し、中国との関係が悪化している。

台湾の呉外交部長(外相)は記者会見で、リトアニアの首都ビリニュスに台湾の代表機関を設立すると述べた。開設時期は明らかにしていない。

「台湾とリトアニアは共に民主制を守るための戦略的な最前線にいる」と指摘し「共通の価値観による緊密なつながりを通じて、両国の国民が協力して国際社会で積極的な役割を果たし、世界の平和・安定・繁栄に貢献できると信じている」と述べた。