インドの超過死亡、コロナ流行以降で最大490万人=調査

Reuters

発行済 2021年07月20日 20:10

更新済 2021年07月21日 13:46

[20日 ロイター] - 米国のシンクタンク「世界開発センター」は、インドについて、死亡数が平年を上回る「超過死亡」が、新型コロナウイルスの流行中に最大490万人に達した可能性があるとの報告書をまとめた。

報告書は、元インド政府首席経済顧問のアルビンド・スブラマニアン氏と共同で執筆した。新型コロナの流行が始まって以降、2021年6月までのあらゆる原因による死者が含まれている。

インドの新型コロナによる死者は、公式統計で41万4000人以上と、米国、ブラジルに次いで世界で3番目に多いが、専門家からは全国で死者数を徹底調査する必要があるとの声が高まっている。

報告書は「悲劇的なことだが、あまりにも多くの人々、数十万人ではなく、数百万人が亡くなっていた可能性があることは明らかだ」とし、新型コロナ流行期間中の超過死亡を340万ー490万人と推計した。