東京五輪、開会式前日に演出担当を解任 内容を見直し

Reuters

発行済 2021年07月22日 12:39

更新済 2021年07月22日 17:45

[東京 22日 ロイター] - 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は22日、ユダヤ人大量虐殺を過去にやゆしていたとして、開閉会式の演出を担当する小林賢太郎氏を解任した。不祥事が続く東京五輪は、開会式を翌日に控えて演出全体を見直す異例の事態となった。

会見した橋本聖子会長は謝罪した上で、23日の開会式について「全体を早急に見直している。どのようにしていくかということを早急に協議し結論を出したい」と語った。

橋本会長によると、かつてお笑い芸人だった小林氏の過去の言動について組織委に情報が入ったのは22日深夜。橋本氏は、「外交上の問題もある」と考えて解任を決めたと説明した。

小林氏の言動を巡っては、アメリカのユダヤ系団体が非難する声明を発表していた。