東南アジア、新型コロナ感染の中心地に 各国で変異株猛威

Reuters

発行済 2021年07月26日 16:27

更新済 2021年07月26日 16:38

[クアラルンプール 26日 ロイター] - タイが26日発表した新型コロナウイルス新規感染者数は2日連続で最多を更新、マレーシアは累計感染者数が100万人を超えた。感染力が強いデルタ株が猛威を振るっており、東南アジアは全世界の感染の中心地となっている。

タイ当局が26日発表した新規感染者数は1万5376人。累計感染者数は6600万人以上。

マレーシアは、25日発表の新規感染者数が1万7045人で累計感染者数が101万3438人と百万人を超えた。同国は1月から非常事態宣言下にあり、各地で医療が逼迫している。政府閣僚は26日、非常事態宣言を8月1日に期限をもって終了する方針を示した。

東南アジアで最大の人口を抱えるインドネシアは、累計の感染者が310万人を超え、死者は8万3000人に上る。政府は25日、感染拡大防止の為の規制の1週間延長を発表したが、経済の低迷を背景に一部措置を緩和した。