米共和党マコネル氏、ワクチン巡る偽情報を批判

Reuters

発行済 2021年07月29日 00:51

[ワシントン 28日 ロイター] - 米上院共和党トップのマコネル院内総務は28日、共和党の支持者が多い州を中心に新型コロナウイルスワクチン接種率が低迷する中、ワクチン接種を巡る偽情報を批判した。

マコネル氏は「ワクチン接種を済ませた人の数はまだ十分ではない。集団免疫獲得に向け、未接種者に考えを変えるよう促そうとしている」と述べた。

マコネル氏自身は昨年12月に接種。以来、公の場で接種を促し続けており、自身の再選挙資金を投じて地元ケンタッキー州の100を超えるラジオ局で接種を勧める60秒のメッセージを近く放送する。

ロイターのワクチン・トラッカーによると、米国では国民の57%が少なくとも1回のワクチン接種を受けている。ただ地域ごとに隔たりが見られ、ワクチン接種率が下位5州のうち4州が共和党が知事を務める州。マコネル氏の地元ケンタッキー州の接種率も51%と、全国平均を下回っている。