コロナ感染阻止が最優先と菅首相、都市封鎖は「馴染まず」

Reuters

発行済 2021年07月30日 20:36

[東京 30日 ロイター] - 菅義偉首相は30日、今秋にも想定される衆院解散・総選挙に関し、「新型コロナウイルスの感染拡大を阻止していくことが最優先」との認識を示した。自民党総裁としての任期も踏まえ、「全体として検討していく」との考えも重ねて述べた。一方、欧米型のロックダウン(都市封鎖)については「日本ではなじまない」と否定的な見解を示した。

緊急事態宣言の対象地域追加や期限の延長を決定したことを受けて、官邸内で記者会見した。

菅首相は、現在の感染状況について「これまでに経験したことのないスピードで拡大している」との認識を示し、「デルタ株への置き換わりが急速に進むにつれ、さらに感染が拡大することを懸念している」と述べた。